第11週 第54話 「女子と小人は養い難し?」
6月13日(木)第54話 あらすじ・ネタバレ・感想
香子に名前を変えた香淑
酔っ払ってしまった汐見を多岐川と一緒に送り届けた寅子。
多岐川の家にいたのは明律大の女子部でともに学んだ香淑、ヒャンでした。
「ヒャンちゃん!?」驚く寅子。
「その名前でよばないで!」と言い返されます。
寅子は多岐川に問いただします。
「しまったー!」
「香子ちゃんに、佐田くんを絶対連れてくるなって言われていたのを忘れていた。」
そう言うと多岐川は寅子を玄関から締め出してしまいました。
家に戻った寅子は、はると花江に香淑のことを話します。
「本当にヒャンちゃんだったの?」
と花江。
「生きていればいろいろありますよ」と、はる。
さすが生きている経験が違うはるです。
翌朝、汐見は寅子に昨夜のことを説明をしました。
汐見と結婚した香淑は今は香子と名乗っていました。
香子からも話してくれと頼まれたと汐見は続けます。
戦争中に多岐川とともに朝鮮半島の裁判所にいた汐見。
多岐川は労働争議扇動の疑いをかけられた香淑の兄の予審判事をしていました。
裁判の結果、兄は無罪。
多岐川は朝鮮で法律を教え、汐見と香子もそのつながりで知り合い結婚しました。
しかし両方の親から勘当された汐見と香子。
居場所のない2人を、多岐川は居候させていたのでした。
日本人と結婚したことで、香子は兄からも冷たくされふさぎ込んでいるのでした。
香子からの伝言を伝える汐見。
「崔香淑のことは忘れて、私のことは誰にも話さないで。寅ちゃんは、寅ちゃんの仕事頑張って。」
それを聞いた寅子は言います。
「私は戦前、彼女との約束を果たせませんでした。私にできることはないのでしょうか。」
「んなもんあるか。香子ちゃんはすべてを承知で汐見と結婚したんだ。」と多岐川が話に割って入ります。
「でも助けてくれと言えない人もいるんじゃないでしょうか?」
「じゃ、この国にしみついてる香子ちゃんに対する偏見を佐田くんに正す力はあるのか?」
「ないだろ?助けてほしいかどうかわからん人に使う時間は今の君にはない。」
「家を出てから家に帰るまでの時間は、家庭裁判所設立のために使いたまえ。」
厳しく言う多岐川でした。
そして少し表情を変えた多岐川。
「今、この日本には愛の裁判所が必要なんだ。」
花岡の妻・奈津子の訪問
11月となりました。
やはり話し合いは平行線のまま、うまくいっていません。
寒い部屋で多岐川は変なピンピンピン体操を始め、相変わらず破茶滅茶です。
そこへ桂場がやってきました。
「大丈夫か?この部屋は?」と呆れ顔の桂場。
寅子に客人だと言います。
その客とは花岡の妻・奈津子でした。
「ごめんなさい、花岡さんが苦しんでいることに気がつきませんでした。」と開口一番、謝る寅子。
「家族でも無理だったのに他の人に説得されたら妬いちゃうわ」と返す奈津子。
寅子にお礼を言いたかったと話します。
花岡にチョコレートを持たしてくれたお陰で、家族が久しぶりに笑顔になれたと話します。
子ども達にも、佐田のように優しく強く育ってほしいと花岡は言っていたのでした。
少しだけ救われた気がしますね。
奈津子が帰ったあと、桂場は寅子に家庭裁判所の設立は急務だと諭します。
「正論は見栄や詭弁が混じっていては駄目だ。純度が高ければ高いほど威力を発揮する」
「それって私は純度が低いと言うことでしょうか??」
戸を閉められ、寅子の叫び声が響きます。
寅子に次に踏み出す大きなきっかけを与える桂場。
家庭裁判所設立への強い原動力へとつながるのでしょうか?
女性初の家庭裁判所長・三淵嘉子さんはどんな人?【ネタバレ注意】
このブログでは【1話から最終話まで】
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朝ドラ「虎に翼」1週間の放送予定
月曜~金曜 | 午前7時30分~7時45分 | NHK BS・BSP4K |
月曜~金曜 | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
月曜~金曜(再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(1週間の振返り) | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
土曜(振返り再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前8時15分~9時30分 | NHK BS |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前10時15分~11時30分 | BSP4K |
翌月曜(土曜版再放送) | 午前4時45分~5時 | NHK総合 |
放送は変更される場合があります
毎週土曜日の朝、月~金5話(15分×5日分で1時間15分)1週間分が再放送されます。
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