第3週 第12話 「女は三界に家なし?」
4月16日(火)第12話 あらすじ・ネタバレ・感想
桜川家の事情
はるに言われた通り、花江も寅子たちの衣装作りを手伝うことになりました。
しかしかなり不機嫌な花江。
そんな空気に耐えかね、「残りは各自持って帰って仕上げましょうか?」と梅子が提案し、解散することに。
お付きの玉が、涼子が衣装作りを終えるのを車の中で待っていた所、桜川家の執事の岸田が窓をノックします。
岸田は玉を連れ、寅子の家の玄関まで涼子を迎えに行き、迎えたはるに手土産を渡し丁寧に挨拶をします。
岸田がいることに驚き表情が曇る涼子を、「お嬢様、お迎えに上がりました。」と岸田が釘を刺すような笑顔で迎えます。
嫌な空気を感じ取った寅子は、「じゃあ、これ涼子様の分、お願いします。女子部存続のためにもがんばりましょうね。」と衣装を手渡します。
「オフコース。任せてちょうだい。」と頷く涼子。
猪爪家の門を出ると、「猪爪様は帝都銀行にお務めだそうで、私ほっといたしました。女子部には様々なお家柄の方が通われているようなので。これで奥様もご安心なされる。」と岸田。
「そう。」と答える涼子に、「ですが、てっきりお嬢様は学業に専念されてるかと。玉にはお嬢様のお供がまだ荷が重かったでしょうか。」と、岸田は嫌味ったらしくいい、涼子に世間の目を気にするよう忠告します。
涼子が家に帰ると、「涼子お嬢様はいくつになってもお美しいから引く手あまたで羨ましい。」と言われ、恥ずかしくてたまらなかったとワインを手に涼子の母が嘆いていました。
「もう、その辺にしといたらどうだ。」と帰宅した涼子の父が声をかけると、「あなたは黙っていらして!お父様から引き継いだ桜川家を守っていけなければならないの。」と怒る母。
「口を挟んですまなかった。」と謝りその場を去る父。
「桜川家の女として生まれた役目、果たしなさい。」と母から言われ、涼子は俯くしかありませんでした。
桜川家はここ3代男子が産まれず婿を迎えていたため、涼子の母はすぐにでも涼子に結婚させたがっています。
一方、猪爪家では寅子や直道が、岸田から貰った手土産のシュークリームを食べながら、涼子の記事を読んでいました。
記事には涼子が婚約相手を拒み、「オールドミス」と呼ばれていると書かれていました。
よねの事情
夜、現在のキャバクラのような雰囲気のカフェで働くよね。
二人組の客が「もっと愛想よくできねえのか。法律なんてもの勉強してるからそうなるんだよ。」と絡んできました。
「女はさ、そんなことしなくて楽に稼げるんだから。」と隣にいた嬢の肩に手を回す客の言動に、「楽?どこがだよ。」とよねがぶち切れます。
揉め事になりそうなところ、男性スタッフが上手く間に入ってくれて、その場は事なきを得ました。
ある日、法廷劇の脚本を読んだよねが、涼子に脚本を書き直すように言い出します。
「我々女子部が弁護士になった暁には、必ず弱きご婦人方の味方となります。」というセリフが最後に入っており、少しでも希望を持った終わり方にするためにと説明する涼子。
この時代、甲子が乙蔵に対し婚姻予約不履行で損害賠償をするような訴訟を起こしても、認められることが無かったため、よねは「婚約不履行は認められない、そう学んだはずだ。」と主張します。
続けてよねは、涼子が自身の結婚から逃げるため法律を学んでいることを指摘し、「あたしはあんたらと違って本気なんだ。本気で弁護士になって世の中を変えたいんだ。」と話します。
先日母から言われたことを思い返し、「ごめんあそばせ。」と謝り、結婚から目を背けていることを事実と認める涼子。
それを聞いて寅子は「はて?私もそうですよ。動機はどうであれみんなは一生懸命勉強している。米さんと同じ本気。あなたの本気が勝っていてもどっちが上とかしたとかない。」と寅子はよねに訴えます。
花江とはる 嫁姑問題
はるは、花江が女中のようなものと言っていたことを気にし、日記に花江との接し方に悩んでいました。
花江も、はるに料理の味を気に入ってもらえるよう、味見をお願いしたり努力を続けていましたが、毎日気を遣って家事をこなす日々に疲れているようです。
法廷劇から乱闘劇へ
法廷劇本番を迎え、来年度の新入生を増やすため、寅子は張り切ってチラシを配ります。
法廷劇にはたくさんの人が集まり、学長や穂高、来年女子部の入学を目指す学生、寅子のコメント切り取り記事を書いた記者もいました。
法廷劇が始まり、寅子は被告人甲子役として迫真の演技を見せていましたが、見ていた男子学生たちが涼子のことをからかい始め、さらによねがカフェで働いていることをからかい始めました。
男子学生のヤジがどんどん酷くなり、「退廷しなさい!慎みなさい。」と怒鳴る寅子を男子学生たちがさらに笑い者にし、「どうせ誰も弁護士になれねえよ。」と馬鹿にします。
怒りが抑えられなくなったよねが、男子学生たちに詰め寄り「お前の顔、覚えたからな。」と顔を近づけると、男子学生がよねを突き飛ばし、そのまま乱闘騒ぎになってしまいました。
これはマズいことになりました!
熱血漢・寅子が暴走しなければいいのですが..
それにしてもあの男子学生たち、腹立たしいです。
優秀な女子学生に抜かれるのが怖くて虚勢を張っているのでしょうか?
穂高教授の咳払いだけでは、まったく効果がありませんでしたね。
明日の乱闘劇..ではなく、法廷劇の続きが気になります。
【1話から最終話まで】
朝ドラ「虎に翼」あらすじ・ネタバレ・感想はこちらです。
朝ドラ「虎に翼」1週間の放送予定
月曜~金曜 | 午前7時30分~7時45分 | NHK BS・BSP4K |
月曜~金曜 | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
月曜~金曜(再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(1週間の振返り) | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
土曜(振返り再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前8時15分~9時30分 | NHK BS |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前10時15分~11時30分 | BSP4K |
翌月曜(土曜版再放送) | 午前4時45分~5時 | NHK総合 |
放送は変更される場合があります
毎週土曜日の朝、月~金5話(15分×5日分で1時間15分)1週間分が再放送されます。
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