神木隆之介さん主演の朝ドラ『らんまん』
第3週「ジョウロウホトトギス」第14話
あらすじ、ネタバレ、関連するトピックです。
【1話から最終話まで】
朝ドラ『らんまん』あらすじ・ネタバレはこちらです。
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『らんまん』1話から最終話 あらすじ・感想・ネタバレ
第14話 4月20日(木)あらすじ
万太郎(神木隆之介)は、ついに旅の最大の目的である博物館を訪れる。子どもの頃から憧れていた植物学者の野田基善(田辺誠一)と里中芳生(いとうせいこう)に出会い、「日本の植物にはまだ学名がつけられていないものや発見されていないものがたくさんある」と知った万太郎は、大きな刺激を受ける。竹雄(志尊淳)は生き生きとした万太郎の姿を見て、万太郎の心が峰屋から離れていくことに不安は感じるのだった。
【出演】神木隆之介,志尊淳,久野雅弘,田辺誠一,いとうせいこう,【語り】宮﨑あおい【作】長田育恵【音楽】阿部海太郎
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感想
博物館へ出向く
万太郎はこの旅の最大の目的である博物館にやって来ました。
緊張する万太郎は、帰りたいとこぼします。
竹雄「何言いゆうがです。本当は心の友に会いとうて東京に来たかったがでしょ」
万太郎「ばれちゅうか」
竹雄「ばればれです」
さすがは竹雄、なんでもお見通しです。
博物館の中に入ると、植物標本の作業をしている部屋に通されました。
標本の多さに驚く万太郎です。
突然ガタンと大きな音がしました。
見ると、ひとりの先生がイスから転げ落ち、立ち上がったか思うと、眠いので誰か面白い話をしてくれと言います。
でも作業している者は、誰も取りあいません。
なんだか変わった先生ですね。
いったいこの方はどなたでしょうか?
万太郎はおもむろにそこにあった一枚の標本を借りると先生に話しかけます。
「見かけない顔だな」と言われ「土佐の佐川から来た槙野万太郎です」と挨拶をします。
土佐にもキンバイソウが生えているのかと聞かれ、横倉山ではいつでも見られると答えます。
植物分類学を知る
万太郎は標本というのを知りません。
万太郎「標本いうがは…?」
先生「植物を乾燥させて張り付ける」
その変わった先生は、万太郎に標本について説明を始めました。
植物の名前を限定するに、いくつもの場所のいくつもの植物を参照しなければならない。
しかし標本にしておけば、いつでも取り出せるし、重ねておける。大量に保存できると話します。
万太郎の目がらんらんとしてきました。
万太郎「これは何ですろう?」
そばにあった紫陽花に似た標本について聞きます。
すると、その先生が顕微鏡を出してきました。
初めて見る顕微鏡に万太郎は興味津々です。
顕微鏡をのぞき、二つの花の違いに驚きます。
アジサイだと思った植物は別の種類でした。
「分かったら名札をつける」
先生は説明を続けます。
書かれた名札を見て、またまた万太郎は驚きます。
「あれ?タマアジサイの名札がこれですか?」
名札にはラテン語が書かれています。
先生「タマアジサイは和名。この日本国内だけしか通用しない名前なのだ」
だが、植物の名前は万国共通のものにしないといけない。
でないと、同じ植物がどこに生えているいるのか分からないと言います。
万太郎は名札の最後に書かれたシーボルトの名前を見つけました。
先生「この植物を見つけて学名をつけた人だ」
万太郎「えー、名付け親ですか」
先生「この植物を名付けて発表した人が永久に残される」
万太郎「永久に…」
たくさんの標本にシーボルトの名前を見つけて驚く万太郎に先生は「日本の植物はまだ鎖国中にシーボルトが来て調査して周ったからだ」と話します。
万太郎「日本は何ちゃあしちゃあせんかった」
先生は攘夷だ何だと騒いでいた日本では、植物学はまさに今始まったばかりと言います。
島国で自然が豊かな日本で、シーボルトが調査できたのも極一部。
この国の植物はまだ学名も付けられていなければ発表もされていないものがたくさんあるんだと一気にしゃべります。
一方、外で待っていた竹雄は、中の様子が見える中庭に案内されました。
万太郎は自分の書いた絵を見せます。
その出来に驚く先生です。
その植物が何かと聞くと、新種かもしれないと先生は答えます。
実際、日本では植物の名付け親になれる人間はいなかったのです。
植物を検定しようにも比較するための標本の数が圧倒的に足らないからです。
東京大学の植物学教室に3,000種類ぐらいあるとはいえ、まるで足らないという状態なのでした。
万太郎「ほんなら、まずは日本に標本がようけあったらええがですか?」
「だから今植物分類学を打ち立てるべく標本を集めている」と先生が言います。
万太郎「植物分類学いうのは?」
先生「植物を見つける、識別し、分類する。新種ならそれに名前を付ける」
万太郎「わしがこれまでやってきたこと、やりたかったことは植物分類学いう学問やったがですね」
万太郎はやっとやりたい道を探し当てたようです。
心の友と出会えた喜び
先生「それで何の用で来たんだった?」
万太郎は里中芳生先生、野田基善先生に会いたくて来たことを話します。
野田基善は自分だというその先生。
小学校からずっと憧れていた野田先生に会えた万太郎は、自分の写した植物図を見せます。
野田「君、小学生のときにこれを写して、それでここまで来たのか?」と感動しまくりです。
こんなに嬉しいことはないと涙を流し、万太郎を抱きしめます。
野中「友よ」
万太郎「友じゃ」
万太郎も変わってますが、ここにも変わった人がいましたね。
変わった者同士で、意気投合しています。^ ^
その様子を見ていた竹雄は、綾から万太郎を頼むと託されていたことを思い出し不安そうな顔をします。
今度は別の先生が、パリから届いたという不思議な植物を持って入ってきます。
万太郎「こりゃ、何じゃ、うわっトゲじゃ」
里中「いい反応だね、これはサボテンという植物だ。サボテンは世界中に何百何十という種類がある」という。
「さて、このかわいこちゃんの和名はどうするかね?」
野中「槙野君、何がいい?」
と聞かれて返事に困る万太郎です。
里中「何かにょろっとしておるからにょろサボテン。いや、紐ばっかりのヒモサボテンだね」
野中「いいんじゃないですか」
じゃ、ヒモサボテンでと簡単に決められてしまいました。
そんなに簡単に決めていいのかと問う万太郎に、和名は国内だけのあだ名みたいなものだからねと、あっさりと言われます。
万太郎「東京に来たがもまるで異国に来たようなもんじゃと思うていたが、植物を通したらわしと異国もつながっちゅう」
植物が世界と繋がっていることに、感無量の万太郎です。
峰屋か植物学か?
竹雄に万太郎は「東京にはあんな大人らあがおるがじゃのう。今初めて生まれたような気分じゃ…」と夢心地で話します。
でも竹雄はなんだか怒っています。
待たせて悪かったと竹雄に謝りますが、、
竹雄「違いますき、そんながじゃ…若、いかんがですき」
竹雄「こんなが遊びですき、草のことは遊びですき、言うてください」
万太郎「違う、言えるわけないじゃろ」
竹雄は無言で去って行きます。
万太郎「何を怒っちゅうがじゃ、竹雄ー!!」
と叫びます。
初めて見る本格的な植物研究の様子に、万太郎は驚きながらも大きく心を動かされます。
でもそれは、峰屋の当主の万太郎に許される道なのでしょうか?
竹雄の不安な気持ち、分かりますね。
それにしても植物の研究というのは奥の深いものなのですね。
万太郎といっしょに標本の作り方や、分類について勉強できました。^ ^
関連トピック
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朝ドラ『らんまん』1週間の放送予定
月曜~金曜 | 午前7時30分~7時45分 | NHK BSプレミアム・BS4K |
月曜~金曜 | 午前8時~8時15分 | NHK総合テレビ |
月曜~金曜 | 午後0時45分~1時 | NHK総合テレビ |
土曜(1週間の振返り) | 午前8時~8時15分 | NHK総合テレビ |
土曜(1週間の振返り) | 午後0時45分~1時 | NHK総合テレビ |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前9時25分~10時40分 | NHK BSプレミアム・BS4K |
放送は変更される場合があります
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