第9週 第44話 「男は度胸 女は愛嬌?」
5月30日(木)第44話 あらすじ・ネタバレ・感想
優三の最期を知る男
昭和21年、10月
直言が亡くなっても、猪爪家の生活は続きます。
ラジオから復員船のニュースが流れると、思わず聞き入る寅子。
優三の死をまだ受け入れきれてません。
弟の直明は、家計を助けるために大学をあきらめ仕事を探そうとしていました。
「思ったようにはいかないね..」
直明の将来を、寅子は暗澹とした思いで考えていました。
ある日、男が寅子を訪ねてきました。
復員したその男は、優三のお守りを寅子に差し出します。
それは寅子が優三が無事に帰って来ますようにと願いを込めて作ったお守りでした。
優三とは復員を待つ収容所のベッドで隣同士だったという男。
男の病状が悪化した際に、優三は「このお守りには、とてつもないご利益があるから、絶対助かるからと」男の手に握らせたのでした。
自分だって病気で辛いのに、本当に優しい人ですね。
男は持ち直したものの、その後、優三は帰らぬ人となったのでした。
自分がご利益を全部吸い取ったのではと、ずっと申し訳なく思っていたと言う男。
寅子は「そんなふうに思うことないですよ」と声をかけました。
はるのねぎらい
優三の最期を知り、呆然としたままの寅子。
はるは、直言のカメラを売りそのお金を自分のためだけに使いなさいと寅子に持たせます。
花江も自分もどうしようもなくなった時に、内緒で贅沢をしたと言います。
「これ以上心が折れて粉々になる前に、立ち止まって優三さんの死とゆっくり向き合いなさい」
はるは寅子をねぎらうように話します。
焼き鳥と優三と日本国憲法
はるからお金を渡された寅子はひとり元気なく市場へと向かいます。
屋台で焼き鳥を2本と濁酒(どぶろく)を頼みました。
しかし優三を思い出し、酒にも焼き鳥にも手を付けずに帰ろうとします。
屋台のお姉さんが慌てて追いかけてきました。
「もったいないから、持っておかえり」と焼き鳥を新聞紙にくるみ寅子に渡します。
そして寅子の顔を見つめて「しっかり、するんだよ、ね」と声をかけてくれました。
ひとり河原の石に座った寅子は、新聞紙の包みを開けます。
おいしいものは分け合って食べる、必ず戻ってくると言った優三を思い出し、泣きながら焼き鳥をほうばります。
優三の死を認められなかった寅子でしたあが、涙をぼろぼろとこぼし、やっと泣くことができました。
焼き鳥を包んでいた新聞の記事を読む寅子。
そこには新しい日本国憲法の文字が..
第十四条にはこう書かれていました。
「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」
泣きながら新聞を読む寅子の隣りに、優三の姿があらわれました。
「寅ちゃんができるのは、寅ちゃんの好きに生きることです」
優三が戦地に赴く前に、寅子に言った言葉がよみがえってきました。
涙なしでは見られない今日の回。
焼き鳥のたれのついた新聞記事、日本国憲法を読み決意する寅子。
「寅に翼」冒頭のシーンにつながりました。
感想は放送終了後にアップします。
心のオアシス優三さんは結婚相手の大本命!退場しないで帰ってきて~!
【1話から最終話まで】
朝ドラ「虎に翼」あらすじ・ネタバレ・感想はこちらです。
朝ドラ「虎に翼」1週間の放送予定
月曜~金曜 | 午前7時30分~7時45分 | NHK BS・BSP4K |
月曜~金曜 | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
月曜~金曜(再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(1週間の振返り) | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
土曜(振返り再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前8時15分~9時30分 | NHK BS |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前10時15分~11時30分 | BSP4K |
翌月曜(土曜版再放送) | 午前4時45分~5時 | NHK総合 |
放送は変更される場合があります
毎週土曜日の朝、月~金5話(15分×5日分で1時間15分)1週間分が再放送されます。
見逃した人は一挙に見ることができますよ。
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