第6週 第29話 「女の一念 岩をも通す?」
5月9日(木)第29話 あらすじ・ネタバレ・感想
筆記試験
昭和13年度、高等試験筆記試験が始まりました。
今年こそ試験に合格して見せる、と試験に臨む寅子たち。
梅子からの手紙
試験が終わり、寅子と優三が家に帰るとはるが慌てた様子で寅子に手紙を渡します。
それは梅子からの手紙でした。
「試験会場に行けなくてごめんなさい。光三郎を連れて家を出ました。夫に離婚届を出されました。若い女と再婚するそうです。寅ちゃんたちなら立派な弁護士になれると思います。どうか、私のような弱い立場の女性たちを守ってあげてください。」と記されていました。
寅子はその手紙を読み、ただただ泣くことしかできませんでした。
筆記試験合格!
昭和13年9月、家で筆記試験結果を優三といっしょに確認する寅子。
結果は、寅子、優三、よね、轟、中山は筆記試験を見事通過!猪爪家は大喜びです。
口述試験まであと1ヶ月。
昨年筆記試験を通過した久保田も加え、試験勉強に励む寅子たち。
久保田から去年の筆記試験で試験官から「結婚の予定はあるのか?」と聞かれたことを聞いた寅子は納得いかない様子。
ある日裁判所で傍聴することが大好きな笹山に、「去年の筆記試験も自信があったのに。」と寅子が話していると、「まだそんな甘っちょろいことを言っているのか。」と桂場が厳しい言葉を投げかけてきました。
「同じ成績の女と男がいれば男を採る、それは至極真っ当なことだ。誰をも凌駕する成績を残されければな。」と言う桂場に何も言い返せない寅子。
口述試験前日の夜、冴えない顔をしていた寅子。
「ここまで頑張ってきたんだ、お互い自分を。俺は自分の胃腸を信じるよ。」と優三が笑いかけます。
優三の冗談に笑い、寝ようとする寅子でしたが体に異変が起きます。
口述試験当日の朝、いつもより6日早くやってきた月経に寅子は苦しんでいました。
試験会場でも体調が戻らず、寅子はそのまま試験に臨み実力を発揮できなかったようです。
家に帰ると、自分の部屋に行き涙を流し、少し落ち着くとはるに結果報告をしに行く寅子。
「具合は悪かったけどやり切りました。悔いはありません、ありがとうございました。」と頭を下げました。
「嘘おっしゃい。家にお金を入れて自分で働いたお金で何をしようと、何も言いませんよ。まだ頑張りなさい。」と励ますはる。
うんと頷き、また悔しさがこみ上げてきた寅子は涙を流します。
寅子と優三の試験結果
一か月後、試験結果発表の日を迎えました。
結果は、寅子はなんと合格でした。
轟、中山、久保田も見事合格、日本初の女性弁護士誕生です。
しかし、よねと優三は残念ながら不合格でした。
「おめでとう、寅ちゃん。」
優三は気丈に振舞い、寅子に声を掛けます。
その後、直言とはるに「もうこれで終わりにします。」と司法の道を諦めると話す優三。
直言は「せっかくここまできたのに、辞めるのなんてもったいない。」と惜しみます。
優三は「今年は全力を出し切った。」と辛そうながらも、決心の付いた笑顔を浮かべます。
引き止めようとする直言でしたが、よくここまで頑張ったと褒めるはる。
「ありがとうございます。寅ちゃんのお祝い盛大にしましょう!」と話す優三に、目をこすりながら同意します。
そんな優三に、「寅ちゃんもそんな顔しないで。すごい事成し遂げたんだからもっと喜ぼうよ。」と笑いかけます。
寅子は自分の合格を喜べず目に涙を浮かべます。
一緒に頑張ってきた皆と喜び会いたかったのに..
厳しい現実を突きつけられた寅子の悲しみが伝わってきます。
これから歩む道は決して楽なものではない。
そのことを暗示しているように感じますね。
【1話から最終話まで】
朝ドラ「虎に翼」あらすじ・ネタバレ・感想はこちらです。
朝ドラ「虎に翼」1週間の放送予定
月曜~金曜 | 午前7時30分~7時45分 | NHK BS・BSP4K |
月曜~金曜 | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
月曜~金曜(再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(1週間の振返り) | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
土曜(振返り再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前8時15分~9時30分 | NHK BS |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前10時15分~11時30分 | BSP4K |
翌月曜(土曜版再放送) | 午前4時45分~5時 | NHK総合 |
放送は変更される場合があります
毎週土曜日の朝、月~金5話(15分×5日分で1時間15分)1週間分が再放送されます。
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