「虎に翼」で寅子とともに弁護士を目指す梅子さん。
横暴な夫や姑、自分を蔑むようになった長男に悩まされる辛い日々を送っています。
あまりに理不尽な身の上にこの先の展開がとても心配です。
大庭梅子はどんな人?
梅子さんの作るおにぎりは絶品!
「若いとお腹が空くから」が口癖。
年下の学生たちの世話を焼く、まるでお母さんのような存在です。
花岡が寅子に突き飛ばされケガをしたきっかけは、梅子の夫・大庭の妾を容認し嫌な思いをさせたからでした。
しかし反省する花岡を梅子さんは聖母のように許します。
梅子の家庭と花岡のけが|「虎に翼」4/24(水) 第4週第18話
弁護士の夫がいて、家庭では3人の息子の母親。
夫・大庭徹男は、いかにも知的で優しそうな雰囲気であるものの、妻である梅子さんを貶めるような冗談を口にしたり見下す発言を平気でします。
第4週「屈み女に反り男?」 では、皆で行ったハイキングの場で、男子学生の口から夫の徹男が妾を囲っていることが明かされます。
梅子の家庭と花岡のけが|「虎に翼」4/24(水) 第4週第18話
花岡たち男子学生は「ご婦人に好かれることも男の格を上げるために必要」「父、夫としての役目を果たしているなら外で息抜きしたほうが結果家庭円満になる」と、夫の味方です。
当時としては当たり前の考えだったのでしょう。
梅子さんは辛く虐げられる日々を送っていたのでした。
大学に通う理由は、夫と離婚し子どもの親権を得るためでした。
しかし、当時は『子はその家に在る父の親権に服す』と困難な道のりです。
それでもなんとか糸口を見つけるために法を学んでいるのでした。
夫のように母親を蔑むようになってしまった長男を「救えない」と思い、自分を「嫌な女」と責める梅子さん。
留学生の香淑をはじめ「梅子さんは心優しい、とても魅力的な良い女です!」と同期に励まされます。
第6週「女の一念、岩をも通す?」では、香淑、涼子が高等試験を受けられなくなるなか、なんと梅子さんまでもが試験を受けられない状況に陥ります。
弁護士であるにもかかわらず、女はこうすべしと決めつける夫。
現代では考えられないモラハラDV夫です。
梅子さんは高等試験を受ける前に離縁を言い渡され、三男を連れて大庭家を出ます。
ところが夫・撤男が病に倒れ介護をするために、大庭家に連れ戻されます。
なんて理不尽な仕打ちでしょうか..
それだけでは終わりません。
夫が亡くなると今度は、妾や姑、子ども達との相続争いが勃発。
可愛がってきた三男にまで裏切られる形になります。
あまりに可哀想すぎる梅子さんの状況に、なんとかしてあげたくなります。
このままで終わってほしくない、と切に願うばかりです。
演じるのは平岩紙
演じるのは平岩紙さん。
とても優しい雰囲気で、我慢強い梅子さんを好演しています。
名前 | 平岩 紙(ひらいわ かみ) |
職業 | 女優 |
出身 | 大阪府吹田市 |
生年月日 | 1979年11月3日 |
年齢 | 44歳 |
身長 | 161cm |
特技 | ホルン |
家族 | 夫はミュージシャンの山内 総一郎 |
出演作 | 連続テレビ小説「ちゅらさん」「ゲゲゲの女房」「とと姉ちゃん」 映画など多数 |
まとめ
今日は「虎に翼」で寅子とともに弁護士を目指しながらも、理不尽な事情で諦めざるをえない梅子さんの状況と、演じる平岩紙さんを取り上げました。
昭和の初期の古いしきたりの中で、泣く泣く過ごしていた女性は多かったに違いありません。
寅子が進む将来に、大きな影響を与える梅子さん。
梅子さんが必ず幸せになれるよう、今後の展開を見守っていきたいですね。
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