第10週 第50話 「女の知恵は鼻の先?」
6月7日(金)第50話 あらすじ・ネタバレ・感想
寅子の背中を押す
穂高から私が君を不幸にしたと謝られる寅子。
突然の謝罪にとまどう寅子です。
「待ってください」
「え?不幸?」
「私は..はて? はて..」
寅子の独り言のような呟きが聞こえます。
これ以上、君に傷ついて欲しくないと言う穂高は寅子に家庭教師の仕事を紹介すると話します。
寅子は納得できません。
「私を排除しようとしてますか?」
審議会では女性の権利を堂々と主張する穂高が、寅子にはまったく逆の言動です。
寅子は表情を固くしました。
「私は無理に法律を学んだのではありません」
「私は好きでここに戻って来ました。それが私なんです!」
寅子は穂高に言い放つと、部屋を出ていきました。
「桂場君、私は何か問題を起こしたかね?」
心配そうに桂場に聞く穂高。
「いや、ある意味背中を押してあげたのではないですか?」
桂場の顔はどこか嬉しそうです。
寅子!復活
外に出ていつものベンチに座る寅子。
鼻息は荒く興奮しています。
そばに優三があらわれました。
「寅ちゃん、落ち着いて。深呼吸」
優三の優しい言葉が寅子を落ち着かせます。
深呼吸して日本国憲法を誦じる寅子。
第1条、第12条、第13条、第14条
隣で優三が微笑んでいます。
たとえ寅子の空想であっても、温かく心強い優三が寅子を支えます。
よし!と立ち上がった寅子は再開した審議会へ戻ります。
審議会は無言のまま硬直状態が続いてます。
「あの!僭越ながら意見を申し上げていいでしょうか?」
寅子が手を挙げました。
久藤がニコっとして、寅子の発言を許します。
寅子は戦争で夫を亡くし戦争未亡人となったことや、父や兄も亡くしたと自分のことを話し始めました。
しかし今も昔も思うことがあります。
国民の権利は普段の努力で守られなければならないと、新憲法への思いを語ります。
結婚した時は夫の氏を名乗るべきと主張する神保に、遠慮なくもの言う寅子。
氏が変わると息子さんの愛は消えるのですか?
たとえ氏が変わっても家族の愛は変わらない。美風は尊厳される寅子はと主張します。
戦争で私たちは多くのものを失いました。
だからこそ国民の権利は普段の努力で守られなければならないと述べる寅子の言葉が胸を打ちます。
自分を取り戻した寅子が力強いです。
民法改正案が成立
家に戻ると、はると花江に改正案を見せて意見を聞く寅子。
はると花江は、カタカタばかりで分かりにくいと話します。
憲法はわかりやすい口語体でと案を出す民事局。
「くだらん。そんな見え方ばかり変えても」とごねる神保に穂高がなだめるように意見します。
そして第750条は、結婚したあとの氏は夫または妻のいずれか性を名乗ると決まりました。
桂場の弱みを知る久藤
夜遅くまでご苦労だねーと、久藤が桂場を訪ねます。
桂場はあの共亜裁判の後からずっと政治家達から目をつけられ干されてたのでした。
戦後になり出世街道に戻って来た桂場。
桂場のことをよく知る久藤は、桂場の好物もわきまえてます。
お酒とクラッカーとジャムを持参し桂場に食べさせます。
おかわり!と桂場が要望したのは酒ではなく甘いジャムを乗せたクラッカーでした。
久藤は桂場の弱みをしっかり握ってるようですね。
突然の訃報
無事に民法の一部が改正されたある日。
「戻りましたー」と元気に昼の休憩から事務室に入った寅子は、異様な雰囲気に包まれます。
部屋にいる誰もが沈黙し暗い空気が漂っていました。
小橋が元気のない声でつぶやきます。
「花岡が死んだ..」
え?どういうことでしょうか。
寅子も復活し前向きになったのに
まさか花岡が?
突然の訃報を聞き、あっけに取られる寅子でした。
【1話から最終話まで】
朝ドラ「虎に翼」あらすじ・ネタバレ・感想はこちらです。
朝ドラ「虎に翼」1週間の放送予定
月曜~金曜 | 午前7時30分~7時45分 | NHK BS・BSP4K |
月曜~金曜 | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
月曜~金曜(再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(1週間の振返り) | 午前8時~8時15分 | NHK総合 |
土曜(振返り再放送) | 午後0時45分~1時 | NHK総合 |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前8時15分~9時30分 | NHK BS |
土曜(月~金5話一挙放送) | 午前10時15分~11時30分 | BSP4K |
翌月曜(土曜版再放送) | 午前4時45分~5時 | NHK総合 |
放送は変更される場合があります
毎週土曜日の朝、月~金5話(15分×5日分で1時間15分)1週間分が再放送されます。
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